林道マスツーリングの心得。
最近、林道ツーリングイベントを主催する機会が増えてきたのと同時に、
オフ車に乗り始めて間もないビギナーさんも増えてきたので、
ここらへんで一度、林道ツーリングに参加する上でのルールというか
マナーみたいなものを明確化して、情報共有をしておきたいと考えました。
現地で毎回口頭で説明するのもメンドクサイ上手く伝わらない
可能性が高い気がするので・・・。
私もまだまだ経験不足な立場ですが、一読して頂けるとありがたいです♪
以下が、私が考える現時点での「林道ツーリングの心得」です。
①集合時間は守ること♪
当たり前な事ですが、遅刻しそうだったり、やむを得ず欠席する場合は、
主催者に連絡して下さい。
体調やバイクの調子が思わしくない時は遠慮なく欠席して下さい。
給油は、集合前に済ませておいてもらえると出発がスムーズになります。
②まずは挨拶♪
初対面の人には自己紹介も。
これも当たり前の事のようですが、顔見知りのメンバーとのお喋りに夢中に
なって、挨拶&自己紹介が疎かになっているシーンが散見されます。
特に初参加の人がいる場合は、常連メンバーの方から気を利かせて声をかけて
あげるのが常連としての務めでしょう。
③いざ出発♪
ほとんどの場合、集合場所から林道入口までの移動は、国道や県道などの
一般道を走行する訳ですが、隊列が長くなりすぎると 信号ではぐれたり、
一般車の迷惑になったりするので、なるべく「千鳥走行」を心がけるように
して下さい。
④いよいよ林道ツーリング♪
ここからが本題。
ベテランとビギナーが混ざってのツーリングでは、前者と後者では平均的な
速度域が違いますので、当然のごとく車間距離は広がります。
ここで多くのビギナーさんは、引き離されまいと、必死になってスピードを
上げようとしてしまいがちですが、それは「タブー」だと思って下さい。
無理をして怪我や事故をされるのは困ります。
遅れるのは、ビギナーさんの権利です。
ご自身の技術に合った、無理のない走りで楽しんでもらうのが本来の目的です。
引き離されて道に迷ったらどうするんだ?と思われるかもしれませんが、
そうならないために、私が主催するツーリングの参加者全員には、
以下の義務を負っていただきます。
それは、「後続がついてきているかを確実に確認すること」。
ベテランさんも楽しく走りたいでしょうから、終始ビギナーさんのペースに
合わせて走れとは言いません。
ただ、進路を間違えそうな分岐点では、必ず停まって待ってあげて下さい。
分岐点で全員揃ってからの再出発が理想ですが、スペース的に全員がそこに
停車するのが厳しい場合は、後続が追いついた時点で再スタートしてもらって
構いません。
ただし、追いついた人は、さらにその後ろの後続車が追いついて来るまでは
その場に待機。・・・というように、リレー方式?で後続車が進路に迷わないよう
道標としての役割を果たしてから再スタートしてください。
それでも万が一、どっちに進んだか分からなくなった場合は、無闇に走り回らず
「確実に先行車が通ったルート上で待機」していて下さい。
はぐれた事は必ず先頭に伝わり、そのうちに戻って来ますので、安心して
待っていて下されば結構です。
⑤林道走行の注意点♪
林道とはいえ一般道です。
なるべく左側走行を心がけ、ブラインドコーナーでは減速して対向車に
備えましょう。
一般車両や登山者、山菜採りや林業関係者など、意外と林道にも人はいます。
もし出会ったら、フレンドリーな対応で接していただけると、オフローダーの
社会的地位の向上になります(笑)
⑥アタックのルール♪
激坂の上り・下りや、ガレ場等をアタックする際は、前の人がクリアしたのを
確認してからスタートするのが望ましいです。
前車がスタックや転倒した時、車間が詰まっていたらどうなるでしょう?
共倒れでリカバリーが困難になるという程度で済めば良いですが、
最悪の事態を招く可能性もありますよね?
以上が、私が考える「林道ツーリングの心得」です。
少々、堅苦しく感じるかもしれませんが、参加者全員が笑顔で帰宅できるよう、
ご理解とご協力をお願いしたいと思います。
この記事に関して、ご意見やご指摘があれば、遠慮なくコメント下さい。
コメントを基に、より実践的なノウハウとして活用できるよう、精査して
いきたいと思います。