ヘッドライトをLED化(駄文・長文注意)
みなさん、こんにちは。
今回は、XZTZ125のヘッドライトLED化について書いてみる。
(ちなみに作業自体は2017年11月に完了している)
実のところ、四輪自動車のヘッドライトLED化については、私はどちらかというと否定派だったりする。
その理由として、第一に、LEDには光の指向性というものがあり、正面から見ると眩しいけれど、少し角度をずらすと、まるで光っていないように見えるという特性があり、つまるところ照らす範囲が狭いのだ。
それを補うために、各メーカーはリフレクターやレンズカット等々、色々と工夫を重ね、ようやく広範囲を照らす照明として使用できる水準になっているのだ。
なのでLEDとは本来、ウィンカーやブレーキランプ、インジケーター等の、伝達を目的とする「信号灯」には適しているが、対象物を広範囲に照らすという「照明」の役割には向いていないというのが私の所見である。
第二に、私の住む地域は北陸の降雪地帯であり、降雪中に走行をすれば、たちまちヘッドライトに雪が張りつくというのは想像に難しくはないと思う。
従来のハロゲンバルブであればその熱量で着雪を解かすことができるのだが、LEDの発熱量ではこれを解かすことができないのである。
そして、これが夜間走行だったらどうであろうか?想像してみて欲しい。
以上が、四輪自動車におけるヘッドライトLED化に対する私の考え方である。
さて、前置きが随分と長くなってしまったが、ここからがバイクの話。
私の愛車「YAMAHA XTZ125」の純正ヘッドライトは、どう贔屓目に見ても明るいとは言えず、「中国製」というチープ感に更に拍車をかける形で一役買っていた。
そこで、ヘッドライトをLED化する事による効果で、多少のハイグレード感を演出できるのではないかと考え及んだのである。
でも四輪のヘッドライトLED化は否定してるのに、なぜバイクはオッケーなの?
以下で説明じみた言い訳を述べてみる。
まず国内でバイク走行する場合、ヘッドライトの常時点灯が義務付けられているのはご存知の通り。
その理由は、昼間でもヘッドライトを点灯させる事で、他の車へ自分(バイク)の存在をいち早く察知してもらい、事故を防ぐ目的があるのでアル。
つまり昼間におけるバイクのヘッドライトは、ウィンカーやブレーキランプ同様、照明ではなく信号灯としての役割を担っているのだ。
···であるから、前述した通り、信号灯に適したLEDに換装した方が、安全性を向上させる事ができると言えるのではないだろうか。
これはLED化のメリットであり、導入の理由のひとつである。
肝心の夜間照明としての性能はどうなのか?
結論から言うと、純正のハロゲン球よりもかなり明るくなった。
若干、照らす範囲が狭くなった気もするが、導入したLEDバルブ、もしくは純正のリフレクターが優秀なのか、走行には特に支障をきたすとは思えない水準であり、照明としての性能も純正のハロゲン球を上回っていると言っても良いであろう。
着雪の問題は?
納車されて暫くの間は、雨が降ろうが雪が降ろうが、それこそ猿のようにXTZ125に乗っていたのだが、最近では雪どころか、小雨が降っただけでもバイクに乗ろうという気が起きないので、全く心配する必要が無いことに気づいた。
・・・という訳でXTZ125のヘッドライトLED化について長々と講釈を垂れ流してみたところで、私が導入したLEDバルブの商品リンクを以下に貼り付けておく。
導入後、1年半使用しているが今のところトラブル無し。